GIMPで文字装飾（第２版）

GIMPでの文字装飾の記事がこのブログでは需要が高いようだが、なぜか一部のスクリーンショットが表示されない状態になっていた。初回作成からも時間がたったので再度ここに公開しておく。

今回は、
①文字にグラデーションをかける
②影をつける
③反射させる
までやってみる。

①文字にグラデーションをかける

まずは文字を入力する。

これを使う。
文字を入力し、位置や大きさを調整し終えたらば文字情報を破棄する（→画像に変わる）
文字を入力したレイヤー（の名前）を右クリックすると、以下のようなメニューが出る。

＊以下画面は日本語化していないのであしからず。Discard Text Informationで文字情報の破棄
ここでレイヤーを複製しておく。

グラデーションするためにレイヤーマスクを追加（先程と同様に文字レイヤー上で右クリック）

「レイヤーのアルファチャンネル」を選ぶ。（訳す必要もないな・・。）
ここで、文字レイヤーを複製しておく。
右クリックで「Duplicate(複製)」
複製したレイヤーのうち、上のほうを編集する。

レイヤーマスクについて少々説明すると、レイヤー本体の画像情報と、その透明度情報（白：不透明→黒：透明）を持ったのがレイヤーマスク。（微妙に定義が違う気がするが、だいたいそんな感じ）上の画面で赤枠の方は画像の本体情報。右側は透明度の情報。右のハコをクリックすると、枠が白くなって、透明度情報（レイヤーマスク）の編集に入れる。この場合は、白黒の画像を作っていると思えばいい。画像本体の編集をしたいときは赤枠の方のハコをクリックすれば戻れる。
で、ここでは、レイヤーマスクに初めから文字の部分だけ透明度が下がる（＝不透明）ように透明度情報が作られているので、画像本体にグラデーションをかけてしまえば良い。

具体的には、上の画面の赤枠のハコをクリックする。そしてグラデーションツールで

のような方向にドラッグすると、

という感じでグラデーションがかけられる。
ちなみにこのグラデーションはオレンジ・黄色をそれぞれ背景色・前景色に設定すればできる。

②影をつける
①で文字情報の破棄をした直後に複製したレイヤーを使う。文字色が黒じゃないときは明るさなどをいじって黒にしておく。
まず、レイヤーのサイズを画像全体まで伸ばす。右クリックでLayer to Image Sizeを選べばいい

フィルター→ぼかし→ガウシアンぼかし→10pxで設定
完了
③反射させる
レイヤーマスク追加後に複製したレイヤーを使う。レイヤー→Transform(変形)→Flip Vertically(垂直に反転)
その後、レイヤーの位置を適宜整える。このときは、上下の関係を整えるために矢印キーを使うといい。
最後に文字本体のレイヤーをいじった時と同じ感覚で白→透明のグラデーションをかけてみる。背景か前景のいずれかを白にしてグラデーションツールで「背景色（前景色）から透明」を選ぶといい。

あとは思うままに微調整を加える。

完成品

＊背景を変更・反射のグラデーションを灰色に変更・影の透明度変更

更新履歴
2011/11/24 急遽第２版制作にとりかかる。とりあえず形だけ作って公開。説明は後で補足する予定だがそのまま放置するかもしれない。