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2012/02/04

【前期3週間前】howeverの位置

howeverは高校段階ではほとんどが文頭に来る。作文ではその傾向が顕著な気がするが、なにもhowever文頭に来なければならないという規則はない。むしろ、賛否両論はあるがhoweverを文頭に持ってくるのは好ましくないという人もいるらしい、というところから、少なくとも時と場合に応じてhoweverは文の途中に入れるのがいいと思われる。

例えば、
I am convinced, however, that the parents concerned did have an enemy — poverty, and this was aggravated by having too many mouths to feed.
(British National Corpusより)

の代わりに
However, I am convinced that ...
と書いたとすれば、「逆説」のニュアンスが強まって”I am convinced”というニュアンスが小さくなってしまう気がする。
同様に、
They haven't arrived. They will, however, soon.

... However, they will soon.
としたらやはりニュアンスが大きく変わってしまわないだろうか。

さらに、逆説を表したいのならばなにもhoweverに固執する必要もない。むしろ、場合によってはこちらのほうが自然なこともある。

... Despite that, ...
..., although ...
... In fact, ...
... Nevertheless, ...
(neverthelessはアクセント注意)


なので、1つの単語を使えるようになるもの重要ではあるが、なんとかの一つ覚えにならないようにせねばならない。

2010/11/22

英語の基礎ミニ講座#6「homeの語法」

今回はhomeと言う単語を扱ってみます。

1.
 houseとの違い

突然ですが、homeとhouseの違いは何でしょう。

まぁ、両方「家」であって、たいていはそれで良いんですが、homeは「住む空間としての抽象的な家」なのに対し、houseは「建物としての家、住宅」と言う区別が一般的。

以下は英英辞典の定義
A house is a building in which people live, usually the people belonging to one family.
You can use home to refer in a general way to the house, town, or country where someone lives now or where they were born, often to emphasize that they feel they belong in that place.
Collins COBUILD Advanced Learner's Dictionary

2.
 一応副詞なんです。

go home, go to home,.. 正しいのは前者です。

なぜならhomeには「家」と言う意味があるから
toで「」をつけると「家にに」となってしまって不自然だから。

似たものにabroad, thereなんかがあります。

作文ではよく使う単語だけに気をつけたいです。

2010/11/19

英語の基礎ミニ講座#5「時制」

今回は時制。時制は結構めんどくさい。

1.現在形―きわめて断定的な言い方

「現在形は、現在のことを述べる」―だけありません。
普通は、決まり切った常識、習慣、決定済みの予定を述べるのです。

【例】
≪現在のことを述べる≫ He is a student now.「彼は今学生なり」(なりは断定の助動詞)
≪常識を述べる≫The sun rises in the east.「太陽は東から昇る」
≪習慣を述べる≫I go to school by bus.「バスで学校にいつも行く」
≪決定済みの予定≫I'm coming to the party.「パーティーに行く予定」

2.進行形の考え方―まるで現実のように頭に行為が浮かぶ

その文の時点(現在or過去(or未来))においてその動作が完了していない、まさに進行中のことを述べる。

He is running now.「ヤツは今走っている」
→now(今)彼は走るという動作をし続けている。
He has been studying since this morning.「今朝からずっと勉強してんだ」
→今朝から始まって現在もなおstudyと言う行為をしている。

3.過去形の考え方―遠い視点

「過去形は過去を述べる」んですが、その根本は過去の回想です。

I told you.「教えたじゃん」
→教えたという事実を回想中・・。

回想ということは少し発展すると「想像」にもなります。

I could have done it.「やろうと思えばできたんだけどねぇ(結局はしなかった)」
Were I you, I wouldn't say such a thing.「君の立場だったらそんなことは言わないだろうけどね。」

4.未来形の考え方―基本は現在形

未来形の存在はまことしやかに語られているが、元を正すと全部現在形。

I will be back. 「また来る」
→直訳は私は戻るだろう 未来の事象に対する推量

I'm going to be 20 years old next year.「来年二十歳になるの」
→20歳という状態になると言うより確実性の高い推量

元は現在形なので、進行形で未来を表しても不思議じゃない

I'm coming.「今行くよ」
→さらに確実性の高い推量。普通は近い将来を言う

5.完了形―何とか用法は当てにするな

これまでは特定の時点のみを見ていたが、
完了形はある時点からある時点まで全体に視点が行く。

①過去と現在の間を見る
I have never been abroad.「外国行ったこと無い」
過去(=生まれてから)今までを考えたとき、外国に行ったことがないと言うこと

I have studied English for 6 years.「英語6年勉強した」
6年間の間英語を勉強してきたということ

②過去と過去の間を見る
I had already finished reading the book when I graduated my university.
大学卒業時にはその本を読み終えていた

③過去と未来の間を見る
I will have lived here for 10 years next year.
9年前と来年の間。

2010/06/28

英語の基礎ミニ講座#4「人称表現」

「人のことをどう呼ぶか」と言うことについて今回は書いてみます。特に代名詞についてです

例によって名前は「ふ~ん」で結構。名前は知ってて損はないが、知らないからどうなるわけでもない。でも、中身は重要。
 主 格 
= 単独で主語となりうる語。
I,you,he,she,they,など 固有名詞でも良い(Markとか。以下Markを例にする)
「~は」「~が」

 所有格 
= 名詞を修飾して、その人のものであることを示す。
「~の」
my, your, his, her, their, Mark's など 固有名詞では 's(アポストロフィ+s)
なお、可算名詞の複数形に'sを使う場合は、students' などでよい。
sを繰り返す必要はない

 目的格 
= 動詞の目的語となりうる語。
「~に」「~を」
me, you, him, her, them, Mark

 所有代名詞 
= 「~の(もの)」
mine, yours, his, hers, theirs, Mark's
こんな感じで使います。
Whose pencil is this? - これは誰の鉛筆?
It's Tom's. - トムのだよ。

≫蛇足≪
厳密にはWhose [モノ] is this?とWhose is this [モノ]?は違います。
前者は「これは誰の**?」後者は「この**は誰の?」

 一人称単数 
=「自分」のこと

【主格】I
【所有格】my
【目的格】me
【所有代名詞】mine
【~self】myself

 一人称複数 
=「自分たち」のこと

【主格】we
【所有格】our
【目的格】us
【所有代名詞】ours
【~self】ourselves (ourself≒myself)


 二人称単数/複数 
=「あなた(たち)」のこと

【主格】you
【所有格】your
【目的格】you
【所有代名詞】yours
【~self】yourself(単数)、yourselves(複数)
 三人称単数/男性に対する代名詞 
=「彼」のこと

【主格】he
【所有格】his
【目的格】him
【所有代名詞】his
【~self】himself
 三人称単数/女性に対する代名詞 
=「彼女」のこと

【主格】she
【所有格】her
【目的格】her
【所有代名詞】hers
【~self】herself
 三人称複数 
=「彼ら・彼女ら」のこと

【主格】they
【所有格】their
【目的格】them
【所有代名詞】theirs
【~self】themselves
 三人称単数/人以外 
=「それ」のこと

【主格】it
【所有格】its
【目的格】it
【所有代名詞】its
【~self】itself
 三人称/固有名詞・その他名詞の複数形 
Mark(単数の例),students(複数の例)
【主格】Mark ,students
【所有格】Mark's, students'
【目的格】Mark, students
【所有代名詞】Mark's, students'

2010/06/18

英語の基礎ミニ講座#3「自動詞と他動詞」

自動詞と他動詞の区別がつかないと意味を取り違えてしまう可能性が高い。というのも、同じ動詞で自動詞と他動詞の用法両方がある場合がほとんどだからです。

例文を見てみましょうか。

 EX1 
1-1.He ran into the classroom.
1-2.He runs a store.

最初の方が自動詞ってやつです。(いや、文法用語は覚えなくてもいいんだが、覚えていて悪いこともない。)
2つめが他動詞の用法。

 EX2 
2-1.We will increase the number of employees from 40 to 60.
従業員の数40名から60名に増やします。
2-2.The number of people who use the internet has increased recently.
最近インターネット利用者の数は増加した

2-1は他動詞、2-2は自動詞。
2-1では「増やし」という訳なんか実はどうでも良くて、increaseの意味に「~ふやす」となっていることが重要なんです。「増やす」じゃなくて「増やす」

じゃあ2-2がどうなっているかというとincreaseの訳はこの場合「増える」。ただ「増える」んじゃなく「が増える」んです。

(増やすと増えるの意味の違いはいいですよね。意識的にやるのが増やす、自然になっちゃうのが増えるです。)

じゃあ自ずと

他動詞(=「~を,~に**する」という意味の動詞)には必ず~に当たる目的語が必要だと分かりますね。
だって
We will increase.で終わったら「何を増やすんだ」と思ったり「我々は増える・・・?」となって意味不明。

自動詞(=「~が**する」)だったら主語となる~だけでいいと分かる。

じゃあ1-1.を見てみましょう

He ran into the classroom.教室に彼は駆け込んだ

これは目的語がないのがおわかりでしょうか。
ベースはHe ran.(彼は走った)
これで意味は通じるんですがあまりに素っ気ないので
into the classroom(教室の中に(向かって))を補足しています。

でも、このinto...はranを修飾はしてはいますが、ranの目的語とはなっていません。

---
十分内容には注意していますが、間違いがあるかもしれません。あらかじめご了承ください。

英語の基礎ミニ講座#2「aとthe」

これがまた、めんどくさいんです。たかがアルファベット1文字「a」なのに、です。

でも、基本を押さえればそんなに怖くない。

≫aのイメージ

イメージは「何でもいいがそのうちの一つ

・Do you have a cellphone? ケータイ持ってる?
この場合、ケータイ(=cellphone)はiPhoneでも普通のやつでも、何でもいいがとにかく携帯電話というものなら何でもいいということ

・He is a friend of mine. 彼は友達の一人なんだ。
この場合、友達はおそらく何人もいるんだがそのうちの一人
何でもいいわけではないが、あまり深くは考えない・・・。

・A dog is faithful animal. 犬は忠実な生き物です。
この場合は、1つめの例と同様にどんな犬でもいいが、犬なら忠実なんだ、ってことを言っている。決してある特定の犬だけが忠実だといっているのではなくて、犬なら全部忠実なんだそうだ。

んじゃあ・・・どっちが( )に入るのに適当か考えてみましょう
   )becoming extinct.



・A Mr Adams is waiting for us upstairs.アダムズさんって言う人が上の階で待ってますよ。
この場合、アダムズさんていうのがどんなやつかは知らないが、そんな名前の人が待ってるよ、っていっている。

・There was an old man whose name was Taketori-no-okina.
今は昔、竹取の翁といふものありけり。
この場合は、聞いている人の立場に立って考える。聞いている人はそんなおじさんを知らないという前提だから、とりあえずあるおじさんがいたんだって、っていう意味。

まとめると、だいたいこんなニュアンスで使われる(と個人的に勝手に解釈している。)

1.1つの~という意味(oneの弱い意味で特に訳出しない)
2.何でもいいがそのうちの一つ(多くの場合は訳出は不要)
3.「ある」という意味で、聞き手に未知の存在に使う(訳出した方が無難)

≫theのイメージ


aが不特定のものに使うなら、theはある特定のものに使うんです。

O-LEXの腕の見せ所、例文を借りてaとtheの違いを眺めましょう

I have a dog and a cat, and the dog is ill.
犬と猫飼ってるんだけど、その犬が病気なんだよね

最初に出るaは、例の「未知」を表すaですね。で、the dogって使っているのは、もう聞き手にとっては「既知」のことだから。即ち、その犬って言うのは話者が飼っているペットのうちの1匹だということを聞き手は知っていると言うこと。

こういう言い方もできる。「どの犬でも良いわけじゃなくて、自分が飼っている犬。」

aとtheは全く違うニュアンスがあることが分かっていただけただろうか。
---
間違ったことは書かないように極力注意していますが、思いこみで書いている部分があるかもしれないので、あらかじめご了承願いたい。

--追記
と言っている矢先から時制の一致をすっかり忘れて例文を作っていたので、修正。

2010/06/17

英語の基礎ミニ講座#1「名詞」

英語を話すのに、あるいは理解するのに避けて通れない基礎の部分を、中学校や高校でやったがもう忘れたけどやり直してみたい、というような人のために参考になればと思っていろいろ書いてみたいと思います。
まぁ、ネタがないだけなんですが。

今回は「名詞」

ちなみに、英語で名詞ってなんて言うかご存じでしょうか。nounです。どーでもいいことですが。

名詞についてはいろいろめんどくさい用語を使って教わったことがあると思いますが、基本的な考え方は以下のような形です。


数えられるか数えられないか。複数形が英語にはあるので、作文の際には注意する必要があります。

ただ、たいていの単語には両方の用法がありますので、そのニュアンスの違いを見てみましょう

≫数えられる名詞
辞書ではたいてい[C]という表示があると思います。
個別のものとして見る場合に用いられることが多いです。
要するに、bookなら、「本というものは~」ではなく「あの本、この本、・・・」と、区別している

例)
ものの名前:book, pencil, car, train,...
動詞からの派生語:decision, explanation,...
形容詞からの派生語:difference, similarity,...

≫数えられない名詞
一方、数えられないものには[U]という表示があり、複数形はありません。
これは、単純に1つ、2つと数えられない液状のものや、あるものの集合として扱う場合に使われているようです。
hairなら、髪の毛1本のことは可算名詞として使いますが、髪全体を見るならhairという不可算名詞を使うということです。

例)
固有名詞:Japan, Australia,...
数えられない:water, milk, hair,...

≫数えられるのに不可算名詞
数えられるものに対しても不可算名詞しか使えない単語がいくつか例外的にあります。

例)
furniture(家具)
advice(助言)
paper(紙)

≫複数形の例
●可算名詞で、規則変化をするもの
book→books
study→studies
box→boxes
●可算名詞で、不規則変化をするもの
child→children
person→people
knife→knives
leaf→leaves
●不可算名詞を数える
water→a glass of water
paper→a piece(sheet) of paper
advice→a piece of advice

===
今回登場した単語には多義語がたくさんあるので紹介します

book(本)
動詞では予約するという意味。ダブルブッキングのブッキングはbookingのことです。

paper(紙)
(C)新聞という意味もあります。

train(電車)
動詞だと、鍛えるという意味。トレーニング。

Japan(日本)
japanはうるしという意味。ちなみにchinaは陶磁器。

leaves(葉っぱの複数形)
leave(出発する)の三単現と同じ形です

study(名詞:勉強、研究)
多義ってほどではないですが、動詞で勉強する、研究するの意味もある(こっちの方が有名かも)