自動詞と他動詞の区別がつかないと意味を取り違えてしまう可能性が高い。というのも、同じ動詞で自動詞と他動詞の用法両方がある場合がほとんどだからです。
例文を見てみましょうか。
EX1
1-1.He ran into the classroom.
1-2.He runs a store.
最初の方が自動詞ってやつです。(いや、文法用語は覚えなくてもいいんだが、覚えていて悪いこともない。)
2つめが他動詞の用法。
EX2
2-1.We will increase the number of employees from 40 to 60.
従業員の数を40名から60名に増やします。
2-2.The number of people who use the internet has increased recently.
最近インターネット利用者の数は増加した。
2-1は他動詞、2-2は自動詞。
2-1では「増やし」という訳なんか実はどうでも良くて、increaseの意味に「~をふやす」となっていることが重要なんです。「増やす」じゃなくて「を増やす」
じゃあ2-2がどうなっているかというとincreaseの訳はこの場合「が増える」。ただ「増える」んじゃなく「が増える」んです。
(増やすと増えるの意味の違いはいいですよね。意識的にやるのが増やす、自然になっちゃうのが増えるです。)
じゃあ自ずと
他動詞(=「~を,~に**する」という意味の動詞)には必ず~に当たる目的語が必要だと分かりますね。
だって
We will increase.で終わったら「何を増やすんだ」と思ったり「我々は増える・・・?」となって意味不明。
自動詞(=「~が**する」)だったら主語となる~だけでいいと分かる。
じゃあ1-1.を見てみましょう
He ran into the classroom.教室に彼は駆け込んだ
これは目的語がないのがおわかりでしょうか。
ベースはHe ran.(彼は走った)
これで意味は通じるんですがあまりに素っ気ないので
into the classroom(教室の中に(向かって))を補足しています。
でも、このinto...はranを修飾はしてはいますが、ranの目的語とはなっていません。
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十分内容には注意していますが、間違いがあるかもしれません。あらかじめご了承ください。
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