以下は対照のブラックリスト
http://cosmo-world.seesaa.net/
http://richardkoshimizu.at.webry.info/
内容は信用ならないものばかりなので、自分で情報を確かめるのが一番である。
(1)
http://cosmo-world.seesaa.net/article/190199788.html
冷却水を反射材として核分裂を促進させる構造で冷却水が抜ければ分裂反応が止まる理屈だが水が抜ければ被覆ジルコンが崩壊熱と化学反応で溶融メルトダウン状態になるらしい。(引用)「化学反応」とは何のことを言っているのかが不明。
冷却水が抜ければ・・・のくだりは個人的に自信を持って反論できないので一応書かないでおく。
最後に「らしい」で終わっている時点で情報の信頼性は低い。
以下に関連するWikipediaの記事を転載します。
外部からの核分裂反応の制御は主に制御棒や、冷却材流量の増減で行われ、冷却材喪失事故時には非常用炉心冷却装置 (ECCS) を動作させる。(Wikipediaより)福島のタイプの原発の場合は、水が中性子の一部を吸収して核分裂を制御しているとのこと。
対策は大量の水(反射材)で遮蔽するしかないが、その水が抜けた通常の核反応によるαβγ線は原子番号の大きな質量によってクーロン力で遮蔽できるが中性子は特殊な斥力を利用。(引用)なんの対策かというと中性子線からの被爆に対する対策。
原子番号の大きな質量・・・?クーロン力で遮蔽・・・?特殊な斥力・・・?
α線,β線は、木の板とかで遮蔽可能なのでなぜクーロン力が必要なのかが分からない。
水や生体の遮蔽力が大きい、言い換えれば吸収力が大きいので生体へのダメージが凄まじい。水を中心に生体構成原子をアイソトープに変えてしまい体内からガンマ線が放射被曝する中性子爆弾と変貌する。アイソトープがどうしたこうしたはよく分からんが、少なくとも生体へのダメージはDNAが傷つくのが第一に問題かと・・。中性子爆弾はγ線ではなく、中性子線。
(2)
http://cosmo-world.seesaa.net/article/190458372.html
海外メディアと日本のメディアの福島原発事故の報道のギャップは何を意味するのか。(引用)それは、海外メディアが無用に不安を煽るような報道をしているだけ。海外メディア様々もいい加減にして欲しい。
(3)
http://cosmo-world.seesaa.net/article/190586525.html
なんだ分かっているなら最初っからそう書こうよ・・と思ったら読売の転載だった
まぁこの記事は容認
(4)
転載のようだが、
http://cosmo-world.seesaa.net/article/190950655.html
一連の奇怪な地震ですが、もはや、まともな知性の持ち主は、「これは人工地震でしかありえない」という結論に到達しつつあるようです。まともな知性の持ち主は、このブログは信用ならないという結論に確実に到達するでしょう。
いくらなんでもこんなに短い間に大地震が広域で場所を移動しながら連続するわけがないのです。だからこれを我々は巨大地震だと呼ぶのです。不可思議だから人工だというのはあまりに愚直です
さて、多くの奇怪な地震の中で注目すべきは、3月15日早朝の「東京湾を震源とする」震度3の地震です。実は、それ以前にもまったく同じ緯度経度で二回比較的小さな地震が起きているのです。その場所が海ほたるに符合するとする分析もあります。ほう。そうとあらば調査をしよう。情報源は気象庁。
- 2011年3月13日15:14 震度2 35゜30.0'N 139゜54.0'E 40km M3.4
- 2011年3月14日05:21 震度1 35゜30.0'N 139゜54.0'E 30km M2.9
- 2011年3月15日01:36 震度2 35゜30.0'N 139゜54.0'E 30km M3.9
- 2011年3月15日04:59 震度3 35゜30.0'N 139゜54.0'E 40km M4.1
- 2011年3月15日09:51 震度1 35゜36.0'N 139゜54.0'E 30km M2.8
むむ。確かに震源は同じあたりのようだ。ただ、最後の1回は少しずれる。ここまでそろうと疑いたくもなるか、と納得。
他に同じ震源地のやつがないかを調べると、
- 36゜12.0'N 139゜54.0'E 3回
- 38゜ 0.0'N 142゜54.0'E 2回
- 36゜0.0'N 141゜12.0'E 4回
- 35゜54.0'N 141゜12.0'E 2回
- 39゜ 0.0'N 142゜30.0'E 8回
- 36゜36.0'N 142゜12.0'E 2回
等々
ということで結論:震源地が同じなのはそこまで珍しくない。
また、北緯35度30分 東経139度54分とは、
赤丸の付近です。
まぁ海ほたるも近いといえば近いが、真下ではない。
なお、この記事で対象のブログからの引用部分以外は気象庁などの公式発表(それが改ざんされていないという前提だが)や、Wikipediaなどの比較的信頼性が高いと判断したサイトで内容を確認しております。
(5)
http://cosmo-world.seesaa.net/article/191146466.html
1.東電の電力の余力は十分あるはず。なぜ、計画停電が必要なのか?これも調査が必要。
「現在の予想需要が4100万Kwとは、東電HPにもあるのでその通りとして、6448万kWから福島第一、第二、火力発電で失われた合計1357Kwを差し引いても5091Kw発電能力はいまでもあるはずなのだけど...」
ドイツあたりでも東電の電力は十分余力あるはずと報道していた記憶が。そもそも電力に不足などないのです。東電は嘘をついています。
東電の発電所は、Wikipediaおよび東電公式HPによれば、以下の通り。
- 福島第一原子力発電所 1~6号機全停止 総出力4.696GW
- 福島第二原子力発電所 1~4号機全停止 総出力4.4GW
- 柏崎刈羽原子力発電所 1,5,6,7のみ運転 出力4.912GW/8.212GW
- 広野火力発電所 0/3.8GW
- 鹿島火力発電所 4.4GW
- 常陸那珂火力発電所 1GW
- 千葉火力発電所 2.88GW
- 五井火力 1.886GW
- 姉崎火力 3.6GW
- 袖ヶ浦火力 3.6GW
- 富津火力 5.04GW
- 大井火力 1.05GW
- 品川火力 1.14GW
- 八丈島地熱・風力 ?
- 横須賀火力 0
- 川崎火力 1.5GW
- 横浜火力 3.325GW
- 南横浜火力 1.15GW
- 東扇島火力 2GW
- 神流川発電所 0.47GW
- 佐久発電所 0.76GW
ふう。全部足すと、43.409GWなはず。電卓を押し間違っていなければ。
ただ、これは6/1現在のデータで東電が必死になって復旧したからこのくらいになっているのであって、例のブログ記事が書かれた3/17には火力発電所もずいぶん止まっていたから計画停電はやっぱり必要であっただろう。
ちなみに、えーっと、最近の供給力は大体4300万kWくらいで、それは
4300×10^4=43×10^6[kW]=43[GW]
一部出力を落としたりしているなんなりしていると考えると、
結論:不自然では全くない。
(6)
「人工地震?そんなの当たり前ですよ。そんな事も知らないんですか?バカじゃないですか?」まぁ調べたところあるみたいですね。はい。ただ今回の地震が人工だとは思いません。
(7)
http://cosmo-world.seesaa.net/article/194452018.html
上の波形が核実験の時に出る波形、下の波形が自然地震の時の波形です。そうですか
下記の波形は今回の地震の波形です。いつどこで観測されたかぐらい書きましょうよ。
上の図はhttp://eoc.eri.u-tokyo.ac.jp/NIED/から入手した3/11日の地震波形です。地点は横にずらーっと書いてある場所のを並べたもののようです。
すると、赤枠のように初期微動がちゃんと見えています。
東京大学地震研で観測された地震波形 http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/eqvolc/201103_tohoku/より |
そもそも、日本破滅目当てで人工地震を起こしたなら国際救援部隊は送らない方が良いはず。送ってくるということは破滅目的は無いということ。破滅目的もないのに人工地震を起こすリスクをとる必要はない。したがって人工地震ではないと考えるのがもっとも自然。
ということで、第1回目は人工地震やらなにやらパニックものの小説みたいに仕上がったブログの論理の破綻というか矛盾点を指摘してみた。