なかなか面白そうだと思っていたのだが、地元のジュンク堂にはなかった気がするし、amazonで取り寄せるほど時間もなかったので、お預けになっていた。が、今年の夏池袋のジュンク堂に在庫があるようなので早速買って、帰省の新幹線で読んでみたというわけだ。 もう3ヶ月近くたったので、内容はあまり覚えていなかったりするが、あまり難しい文章でもなく読みやすいと思う。まぁ少々わからん単語があってすっ飛ばしてもほとんど支障ない。イギリス英語にアレルギーがある人は注意が必要だけれども。
筆者の紹介文でも、...his striking inability to learn Japanese...と独特の自虐とユーモアが感じられるが、本全体でもそのような文体(というのか、語り口というのか)で書かれている。興味のある人は読んでみてもいいかもしれない。定価は¥800+税。
http://www.amazon.co.jp/How-Japan%E2%80%95-Tokyo-Correspondent%E2%80%99s-Take/dp/4140350849
日本語訳もある。
これ(amazon:アドレス長すぎ)¥735
さて、序文にはこんな一節がある。
Other times, assuming editorial comments must be the same word over, they ask me to insert a powerful quote of condemnation or praise from the Yomiuri. They don't believe me when I tell them the paper's view is "on the other hand... on the other hand..." then, in conclusion, "serious consideration is needed on this matter".
(How to Japan, NHK出版, 2009, p11-12)
↑いつも出版社・出版年とか順番適当・・。
そうなんですよ。よくぞズバリと言ったという感じではないか。まぁ全部が全部とは言わないまでも、そのような「丸投げ」的な傾向と失言に対する揚げ足取りのように「偏った」報道とバランスが悪い。もし今年書いていたば、この一文が、
"Officials say this incident does not immediately cause health problems."
になるのだろうか。公式発表あっての独自測定(独自の見解)だからそれを伝えることは必要であったとは思うのだが、人々はそれを「政府発表の垂れ流ししかしない」と批判する。
「批判する人」を冷静な立場から「批判的に見る」人も必要だと思う今日この頃。
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