今までに得た方程式群を列挙しよう
しかし、まだ今日のMaxwell方程式を完成させるには一仕事ある。最後の式にdivをとってみよう。
div rot B = 0だから、
div μ j = 0
である。こうなると非常に困ったことになる。そのために電荷が保存されることを式で説明しておく。電流は電流密度と電荷を用いて2通りに表せる。つまり
さて、例によって左辺はガウスの定理から体積積分に変換できる。右辺も電荷密度の体積積分にすることが可能。したがって、
ところで、元になっている「2通りに表せる」という文言は電荷がどっかにいなくなったり、突然出現したりしない、ということを仮定している。そのために、電流が流れるならば電荷はどこかに流れているはずだ、という考え方ができる。
したがって、電荷が保存されるならば、div rot Bは0では困る。そこをマクスウェルは次のように式に項を足すことを提唱した。これによって以下のMaxwell方程式を得る。
Coulombの法則
Gaussの定理
※Sを∂Vなどともかくが、同じ事
Stokesの定理
Gaussの法則
Poisson方程式 Ampèreの法則
Biot-Savartの法則
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参考文献(1~9まで) Feynman Lectures on Physics
注
定数について
真空の透磁率μ0と誘電率ε0, 光速cの間には以下の関係がある。
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8 Feb 2012 by Bironda
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