2011/01/14

センター化学Ⅰ 最後のまとめノート「無機」

センター化学Ⅰ 最後のまとめノート「無機」
―満点を目指して・・・。

1.気体

  • 水素(H2):水上置換、電気分解で生成(陰極)。火を近づけると・・。
  • ヘリウム(He)
  • 一酸化炭素(CO):有毒・水に不溶。ギ酸の脱水で生成。燃焼してCO2
  • 二酸化炭素(CO2):水に少し溶ける。極めて弱い酸。炭酸塩から弱塩基の遊離で生成。下方置換。石灰石で白濁、さらに加えると無色溶液。
  • 窒素(N2):安定な気体。液体窒素は空気の分留で生成。実験室的には亜硝酸アンモニウムの自己酸化還元反応。三重結合を有する。ハーバーボッシュ法によりアンモニアとなる。
  • アンモニア(NH3):弱塩基。水に極めて溶けやすい。上方置換。HClと反応し、白煙。オストワルト法により硝酸となり、工業的に有用。
  • 硝酸(HNO3):強塩基。酸化力を持つ。揮発性酸。銅や銀をも溶かすが、Al,Fe,Ni,Coは不導体を形成し溶けない。希硝酸は反応時NOを生成。王水は硝酸1塩酸3。硝酸3円(塩)である(そんなに安くはないんだが・・)。希硝酸と銅は3:8。濃硝酸は1:4。
  • 一酸化窒素(NO):無色の気体。水に不溶。空気中で容易に酸化されNO2
  • 二酸化窒素(NO2):褐色の気体。水に溶けて硝酸となる。
  • 酸素(O2):無色無臭の気体。水に不溶。
  • オゾン(O3):淡青色。有毒。酸素の無声放電で生成。
  • フッ素(F2):フッ素の単体は生成が困難(融解塩電解)。水と反応し酸素生成。電気陰性度Max
  • フッ化水素(HF):生成時は二量体のため、下方置換(←知らないと絶対間違う)。ガラスを溶かしてヘキサフルオロケイ酸。
  • 二酸化硫黄(SO2):無色刺激臭の気体。水によく溶ける。酸化・還元いずれも可能。
  • 硫化水素(H2S):無色腐卵臭の気体。FeS+強酸で生成。水に溶ける。硫化物の沈殿が重要。電離平衡により酸性下では[S2-]が小さいため、イオン化傾向が小さいところでのみ沈殿。CdS(黄色)その他黒。Feあたりが境界。MnS(淡赤)、ZnS(白)
  • 塩素(Cl2):黄緑色の気体。下方置換。生成時の実験装置が問われることがある。水に溶け、塩化水素・次亜塩素酸・塩素の電離平衡。
  • 塩化水素(HCl):無色・刺激臭の気体。濃アンモニアで白煙。水溶液は塩酸、強酸。Ag+とPb2+との沈殿反応およびその区別の方法は必須(アンモニア水や熱湯など)
  • アルカン(炭素数4まで):無色無臭の気体(ペンタンb.p.36℃から液体)燃焼。
  • エチレン:二重結合を有する。付加重合により、ポリエチレン。
  • アセチレン:三重結合を有する。不可反応によりビニル化合物を生成。ポリ塩化ビニル・ビニロンなどになる。

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