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2011年版(より丁寧に説明したつもりです)
2011年版(より丁寧に説明したつもりです)
①1/6公式
とは言ったものの、1/6公式は教科書で導出するものなので、覚えるしかない。
●使える状況
→2つの直線/放物線の交点を求める2次方程式が作れる。さらに、その方程式のD>0
すなわち、「直線と2次関数」「2次関数と2次関数(ただしx^2の係数は異なる)」
もっというと、(上の関数)-(下の関数)=(D>0の2次関数)
●なんで?
この公式の元を正せば、2次関数
y=x^2-(α+β)x+αβ・・・①
とx軸とで囲まれた面積。
それが
|1/6(β-α)^3|
となる。
一方、
1次関数と2次関数
y=f(x)=ax+b, y=g(x)=px^2+qx+r
で囲まれる面積は、
∫[任意のx軸に垂直な直線が切り取られる長さ]dx
であって、
この[...長さ]=| f(x)-g(x) |。
ということは、この[...長さ]が①の形なら公式が使えるわけ。
x^2の係数をかけるのは、
[...長さ]=a(x^2+bx+c)の形にして、
S=a∫x^2+bx+c dx
にするため。①の係数は1だから、そのa倍と考えればいいわけ。
②1/3公式
公式
a=2乗の係数、αもしくはβ=接点のx座標
●使える状況
積分する関数が(=上の方程式-下の方程式)2次関数、かつD=0。
すなわち、「1次関数と2次関数」or「2次関数と2次関数(ただしx^2の係数違う)」
が接しているとき。
また、積分区間の一端が接点
●なんで?
<数学Ⅲ的説明>
S=a∫{α→β}(x-α)^2dx
=a/3(β-α)^3
また、この被積分関数a(x-α)^2は、1次関数と2次関数の場合、
[2乗の係数](x-接点のx座標)^2となるのは言うまでもないので、いちいち
上の関数-下の関数なんてしない。・・・(*)
あと、積分区間の一端は接点なのだからそれを不定積分に代入しても0。
<非数Ⅲ的説明>
S=a∫{α→β}(x-α)^2dx
と変形できる(D=0だから、絶対2乗に変形できる)(*)も参照
んで、
これはax^2を平行移動したヤツ
平行移動したって面積は同じだから、積分区間と共に移動しちゃう
S=a∫{0→β-α}x^2 dx
簡単に書くと
S=∫x^2dx
と同じ。
このくらいなら暗算でも間違わないだろう。
③1/12公式
●使える状況
2次関数と接線2つで囲まれた面積
●公式
S=a/12|β-α|^3
●なんで?
導出はしないが、
2つの接点を通る直線と2次関数とで囲まれた面積の1/2だから。
S=1/2*1/6*...となる。
>>D=0だから、絶対2乗に変形できる
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