桐原書店NextStage、Forestなどなど受験英語を扱う文法書や問題集が数多く売られていて高校でも指定図書になることが多い。
amazonの書評もかなり絶賛されている。NextStageについては評価が低い人も、基礎ができていない人は向かないというだけで、一定以上の実力者には有用だという。Forestは使ったことがないからここでは言及しないが、超絶賛といった感じであった。
しかし、なぜこんなにも分厚い文法書が必要なのか。細かい規則を言い出したらきりがないかもしれないが、根本を貫いている柱はもっとシンプルなのではないかと思ってならない。なのにこんなに分厚い文法書が熱心に信仰を集めるのは何か秘密があるに違いない。
もちろん、このような説明の仕方が分かりやすいと思う人は使って実力をつければ良いかもしれないが、人によって勉強法は違うように、あるいは「学問に王道なし」と言うように、万人にこのような書物が役に立つと考えるのはあまりに無理があるだろう。いくらamazonの書評が良くても、だ。
ここではNextStageが性に合わない人が、どうつきあうべきかを考える。高校で一括購入するから買わないという選択肢はないからだ。
と、よく考えると、NextStageの大半は語法にさかれていることに気づく。文法と称するところも、so,that,whichとかの「語法」と無理矢理考えることもできる。
すると何が起きるかというと、NextStageで新たな語法を知る。でもNextStageは性に合わないので、右側の説明はどうもしっくり来ない。すると、・・・辞書で調べ始める。
では、最初から辞書を見たらいいのではないか。NextStageは初めからリストとして使って、右側の解説など見ても気分を害するだけなので見なければ良い。その代わり辞書はGeniusやO-LEX等の他に英英辞典を一冊など、ちゃんとしたものを用意しなければならない。
リストとして使うというのは、辞書をaからzまで全部読み尽くすのはさすがに骨が折れるので、とりあえず重要だと出版社がいう事項をNextStageに教えてもらって、その意味や使い方は辞書に頼るという方法のこと。
これは単語集にも当てはまる。単語集は辞書ではないからたいてい、「単語→意味+例文+類語+関連語」と言う風にシンプルにまとめてある。数をこなすのにシンプルさは必須かもしれないが、本当に身につけるためにはシンプルさよりも詳しさ(細かい語法や語源)があった方が役に立つことだってある。
とすると、単語集もただの単語「リスト」として使ってしまえば良い。意味は出版社に調べてもらうのではなく、自分で気が済むまで調べる。
「出版社に調べてもらったのを読む」のと「自分で調べてまとめる」。さて、あなたにとってはどっちが「真に」効率的なのだろうか。
これは周りの人がどう言うかではなく自分はどう感じるかの問題である。
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